ネギを育てるための畑の準備、植え付け、追肥や土寄せなど工程をまとめて紹介

畑の準備

よく肥えた土壌で保水、排水のよい場所を選ぶことが重要です。
植え付け2、3週間前に、堆肥2kg/㎡、苦土石灰150g/㎡を
全面に施し荒く耕す必要があります。

植え付け一週間前後、窒素成分が10%程度の
化成肥料100~120g/㎡を施し、丁寧に耕すといいです。

植え付け

5月下旬から6月中旬が植え付けの適齢期です。
畝幅は100~120cmをとり、溝幅15cmほど、深さは15~20cmの
植えるための溝を掘ります。

株間3~4cmほどあけ、植え溝の壁に真っ直ぐに立てます
この時、ネギが倒れない程度に4cmほど、根元に土を被せて固定します。

植え付け後の乾燥防止と、土寄せ後の空気の通りを考えて
土を被せた後に敷き藁を利用します。

根元に強い日差しが当たらないように、植え溝の方向が
東西方向の場合、ネギを溝の南側に植えます
植え溝が南北方向の場合は西側に植え、直射日光を避けます

これは前回の記事でもお伝えしたとおり
『白い部分を長くするため』でもあります

日光が当たれば、青い部分が長くなり、硬くなってしまうので
それを防ぐための対策だと思ってください

土寄せ・追肥

1回目の追肥は、植え付け後30日頃、化成肥料を溝の肩部分に撒き
少量の土とともににその中に落とすように土寄せします

2、3回目は、だいたい、20日間隔で行います
1回あたりの追肥量は、窒素成分が10%程度の化成肥料40g/㎡行います

土寄せのタイミングとして
1回目の土寄せは2回目の追肥の後に、溝が平らになるくらい
2回目の土寄せは3回目の追肥の後に、葉の分岐部(分かれ目)が
隠れない程度に
3回目=仕上げは、収穫の30~40日前に分岐部が隠れるくらいまで行います