酸性の土壌をアルカリ性の土壌に改良する際、いつ頃からどのくらい行えばいいのか?その目安についてまとめてみた

野菜を植える前に土壌改良を行うのは当たり前!
その理由については前回お伝えしたpHが大きく関係してます

土壌改良に利用されるもの

土壌改良=酸性をアルカリ性にするという事
アルカリ性を酸性に・・というように濃度を下げることはできません

この酸性の土をアルカリ性の土に変えるために
消石灰や苦土石灰を利用しますね

消石灰は非常にアルカリ性が強く
それに対して、苦土石灰はアルカリ性は弱いです

消石灰と苦土石灰の使い分けのポイント

消石灰を撒いたら、1週間程度間を開ける・・と聞いた事があると思います
我が家もそのとおりに行っていました

さて、なぜここで1週間あけなければいけないのか?
それは消石灰を撒いて、すぐに植え付けを行うと
苗や種がアルカリに負けてしまうからです

消石灰がよく土になじみ、雨風である程度流れてから
苗や種を植えるという意味で、1週間程度が目安と考えます

これに対して苦土石灰というのはアルカリ性が弱く
適度な土壌改良に利用されます

これは適正の植え付け時期を考えた時
1週間も時間を取れないタイミングの時など
アルカリ性が弱いので植えながら土壌改良ができるという利点があります

消石灰と苦土石灰はうまく使い分けていきましょう

消石灰の散布量の目安は?

消石灰って20kgとかで袋どっさりって感じでホームセンターに売ってますよね
いかにも大量に使わなければいけないのかな~と思って
毎年、我が家では20kgの袋全てを1区画のレンタル農地にぶわぁ~と・・

でも実際の消石灰の散布量って1m×1mに対して100g~200gだそうで
どれだけアルカリ性MAXの土地で野菜作ってたんでしょうね(笑)
実際はほんの少しでよかったんですけどね

消石灰の散布にあたっての注意事項

消石灰を撒いたら、かならず土とよく混ぜ合わせます
理由はpH(ペーハー)水素イオン濃度の偏りが発生しないようにです

畑の一角だけやたらとアルカリ性が高かったりしてもダメですからね
また、肥料と消石灰を同時に散布しないこと!

これは肥料と消石灰が化学反応を起こし、アンモニアガスがでるそうです
このガスが野菜に影響を与えるとの事

だから、一週間程度時間をあけることで、弊害を防ぐことにも繋がります
一週間ほどあけたら、苗や種を植えうける前にpH測定器で値をチェックして
植える予定の野菜の好適環境になっているか調べてください


良い環境は一日にして成らず!

消石灰どばぁ+肥料がばぁ+植え付けズドーンな過去の我が家・・

今年はちゃんとやらんとな^^;